
「ルパン三世」次元声優・小林清志が最後の出演 PART6、本日9日深夜スタート モンキー・パンチ原作の人気テレビアニメ最新作「ルパン三世 PART6」が、今夜9日24時55分(10日の午前0時55分)より日本テレビほかで放送開始に。初回は、初代声優として約50年にわたって次元大介役を務めた小林清志が最後に次元を演じる作品「EPISODE 0 −時代−」が放送される。 今回放送される「EPISODE 0 −時代−」をもって次元役を交代する小林は、交代発表時に「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念。何とかかじりついていたかったが無理だった」と語り、バトンを引き継ぐ大塚明夫に対して「あとは明夫ちゃんに委ねます。頑張ってちょうだい」とエールを送っていた。 そのほかのボイスキャストには、栗田貫一、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一といったおなじみの面々が集結。「EPISODE 0 −時代−」以降の放送回では大塚明夫が次元に声を吹き込む。
アニメ化50周年記念企画となる「ルパン三世 PART6」ではロンドンを舞台にした物語が展開し、英国政府を影で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝を狙うルパンの前に、スコットランド・ヤードやMI6、銭形警部、そしてシャーロック・ホームズが立ちはだかる。シリーズ構成を務めるのは、『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』などアニメ・特撮の脚本も手掛ける推理作家の大倉崇裕。各話脚本には、ゲストとして辻真先、芦辺拓、樋口明雄、湊かなえ、押井守が参加している。 ルパン三世 PART6 舞台はロンドン。 ルパンのターゲットは、英国政府を影で操る謎の組織・レイブンが隠したお宝―― その手掛かりとなる一枚の絵。立ちはだかるスコットランド・ヤードや MI6。ルパンの動きを察知して現れた銭形警部。そして、ルパンの前に現れた探偵――その名はシャーロック・ホームズ!シリーズ構成・大倉崇裕のメインストーリーと、豪華脚本陣のオムニバスエピソードが絡み合う、謎多き〈ミステリ・ルパン〉が今、幕を開ける! 放送 スケジュール 2021年10月9日(土)〜 日本テレビほか キャスト ルパン三世:栗田貫一 次元大介:大塚明夫 石川五ェ門:浪川大輔 峰 不二子:沢城みゆき 銭形警部:山寺宏一 八咫烏五郎:島崎信長 アルベール・ダンドレジー:津田健次郎 ホームズ:小原雅人 リリー:諸星すみれ スタッフ 原作:モンキー・パンチ 監督:菅沼栄治 シリーズ構成:大倉崇裕 キャラクターデザイン:丸藤広貴 美術監督:松宮由美、備前光一郎、小倉宏昌、西澤 航、李 凡善、竹田悠介 色彩設計:宮脇裕美 撮影監督:佐々木明美 編集:吉武将人 音響監督:清水洋史 音響効果:倉橋裕宗 音楽:大野雄二 メインテーマ:「THEME FROM LUPIN III 2021」 作曲:大野雄二、編曲:大野雄二、演奏:Yuji Ohno & Lupintic Six with Friends 制作:トムス・エンタテインメント 製作:ルパン三世PART6製作委員会
原作:モンキー・パンチ (C)TMS・NTV 「ルパン三世 PART6」押井守・湊かなえが脚本に参加!新ビジュアルも公開に モンキー・パンチ原作の人気テレビアニメ最新作「ルパン三世 PART6」のゲスト脚本家陣が発表され、押井守、湊かなえら超豪華な面々が脚本を手掛けることが明らかになった。 世界的大泥棒アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世とその仲間たちの活躍を描くアクションアニメの最新作となる本作は、「ルパン三世」のアニメ化50周年記念作品。1クール目は、「ミステリー」をキーワードに王道かつ斬新な謎多き物語が展開される。 シリーズ構成を務めるのは、『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』などアニメ・特撮の脚本も手掛ける推理小説家の大倉崇裕。そして、このたび特別ゲストとして、アニメ「名探偵コナン」の脚本などを手掛ける辻真先をはじめ、小説家の芦辺拓や樋口明雄、『告白』など多数の著書が映像化されている湊かなえ、映画監督・アニメーション作家の押井守がオムニバスエピソードの脚本を担当することが発表された。
あわせて、キービジュアルも公開に。キャラクターデザインを担う丸藤広貴が、荒野に佇むメインキャラクターたちを描いたもので、テーマにぴったりなミステリアスなビジュアルとなっている。
本作は2021年10月より日本テレビ系にて全国放送開始。日本テレビでは10月9日24時55分より放送スタートとなる。(須田璃々)
脚本家陣コメント全文 ■大倉崇裕(シリーズ構成) ルパン三世でミステリーを。その依頼をいただいてから、シャーロック・ホームズの名前を思い浮かべるまで、あまり時間はかかりませんでした。五十年にわたって、世界各国の警察組織を翻弄してきたルパンファミリーと真正面から戦える人物は、やはり彼しかいないでしょう。また今回、各方面で大活躍されている方々が、脚本で参加してくださっています。どんな話が飛びだすか、どうぞ、お楽しみに!
■辻真先 半世紀前に「ルパン三世」を小説化したとき、 モンキーさんがイラストを描いてくれました。 今度は「ルパン三世」のシナリオを書きました。 いちばん見てほしいモンキーさんは、もういません。 50年の時の流れは激しいけど、でもきっとむこうで見ててくれるだろうな。 だってぼくが書いた「ルパン」だよ、絶対に面白いよ! だからモンキーさんも、もちろんファンのみなさんも、絶対に見てください! ■押井守 まさか、またルパンに関わるとは夢にも思っていませんでした。 シリーズ構成の大倉さんが、「好きに書いてください」と言ってくれたので 好きに書かせて貰いました。 責任はとれませんが、きっと大倉さんを始めとした皆さんが戦ってくれるのでしょう。 この脚本を採用してくれた製作者の皆さまの英断に感謝します。
■芦辺拓 13歳でアニメ「ルパン三世」に出会ったとき、それは当時盛んだったライトで洒脱で痛快な冒険活劇のエッセンスに思えました。そして半世紀、ルパン三世はこのジャンルの唯一無二のものとして私を夢中にさせ続けています。ありとあらゆる面白さをのみこんできたこのシリーズを、もし書くとしたらーーそうだ、もう一つ自分が愛する「探偵小説」の世界だ! ああ、深讐綿々たる怪人と名探偵は、かくてここに相まみえたのであります……。
■樋口明雄 「ルパン三世」とは昔から深い縁がありました。 何しろ、デビュー作が〈ルパン三世/戦場は、フリーウェイ〉(1967年双葉文庫)。以来、ゲームブックや小説など、いくつものルパンの物語を書き続けてきました。 そんな私のもとに舞い込んできたのが、TVシリーズ PART6のシナリオの執筆依頼。もちろん全力を注いで書かせていただきました。最高にクールでハードボイルドなストーリーをみなさまにお届けします! ■湊かなえ 小学生の頃、毎日学校から帰って一番に見るアニメが「ルパン三世」の再放送でした。赤いジャケットのルパン世代です。ハンサムでも、ヒーローでもないのに、かっこいい。素敵な泥棒仲間、いつも裏切られるのに憎めない美女、まるでコンビの片割れのような警部。ワクワクしながら見ていました。まさかそこに脚本家として、錚々たるメンバーの一人に加わることができるとは! 当時の自分に、自慢したい気持ちでいっぱいです。 TVアニメ『ルパン三世 PART6』公式サイト 「ルパン三世」最新作、次元大介役は小林清志から大塚明夫に交代 声優キャスト発表 |