ももいろクローバーZの百田夏菜子が16日、17日と二日間にわたり、さいたまスーパーアリーナにて自身初となるソロコンサート『Talk With Me 〜シンデレラタイム〜』を開催した。二日目は全国40ヶ所の映画館にてライブビューイングも実施された。新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置、イベントの開催制限等、政府のガイドラインを厳守し、ももいろクローバーZの新型コロナウイルスの感染拡大防止のための運営ガイドラインを徹底。問診票の記入や検温、アルコール消毒など、感染拡大防止のための対策が講じられ、演者、スタッフ、来場者への最大限の配慮を行い有観客での実施となった。ももクロのリーダーが満を辞して開催したライブは、現在の百田だからこそ表現ができる、今しか魅せられない百田夏菜子を存分にステージ上で魅せ、タイトルにもある『Talk With Me 〜シンデレラタイム〜』の通り、歌で、言葉で、心でファンとのコミュニケーションを取り合った百田ワールドに来場者は包まれた。本レポートは二日目の公演模様をお届けする。
MCにて、『次に歌う「愛・おぼえていますか」は、今回の演出を担当してくれている本広監督からのリクエストで、アイドルがこんな素敵な作品の歌をどうやって歌ったらいいんだろうと悩んでいたんですが、今回セットリストに入れさせていただきました。また、もう一曲の「それぞれのミライ」はそれぞれの道とか未来とかを考えることが多くなった時期があり書かせていただいた楽曲です』と話すと、映像の世界観が宇宙に切り替わり、曲がスタート。アニメ映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主題歌となっていた飯島真理「愛・おぼえていますか」を壮大なスケールの宇宙の映像をバックにパフォーマンス。続けて自身が作詞したバラードナンバー「それぞれのミライ」に想いを歌声に乗せてしなやかに披露した。「それぞれのミライ」は昨年の『ももクロくらぶ xoxo 〜バレンタイン DE NIGHT だぁ〜Z! 2020』で初披露され、今回で2度目のパフォーマンスとなった。レア楽曲のライブパフォーマンスを見たファンからは声援の代わりに割れんばかりの拍手が巻き起こった。
一度ステージを後にすると、今回のライブタイトルである「Talk With Me」の文字が散りばめられたセットアップのパンツスーツ姿の衣装へ着替え再びステージへ。アメリカのハードロックバンドであるKISSとコラボレーションしたロックナンバー「夢の浮世に咲いてみな」をダンスとレーザーのシンクロを用いながらの高度な演出とリンクしたパフォーマンスで会場の熱気を一気にあげ、間髪なく “復活・再生”というテーマを持つオリエンタル調のEDMである「リバイバル」をダンサーと二人で激しいダンスを織り交ぜながらの力強いパフォーマンスで会場を魅了した。